
みんな大好きな洋食メニュー「オムライス」! でも、いざ自分で作ってみるとごはんがベチャっとしてしまったり、逆にパサついてしまったりと、意外に難しいものですよね。
そこで今回は、「日本洋食協会」の会長をつとめる岩本忠シェフが、オムライスをもっとおいしくする裏ワザをご紹介します!
いつもの「オムライス」をもっとおいしくする裏ワザ
<裏ワザ1>フライパンは温めない
岩本シェフによると、フライパンに火をつけるのは、「サラダ油と鶏肉を入れた後」がよいとのことです。
家庭では、まずフライパンをよく熱してから油や具材を入れがちですが、岩本シェフいわく、それはNG。フライパンが冷たい状態からスタートしてゆっくりと火を通すことで、火が通りすぎて硬くなったり、パサついたりする失敗が減るのだそうです!
ちなみに、サラダ油はたっぷりと使うのがおすすめみたいですよ。大さじ1を目安に入れましょう。
<裏ワザ2>ケチャップを先にいれてからごはんを炒める
オムライスをつくるとき、まずごはんを入れてからケチャップを投入している人は多いのではないでしょうか。
岩本シェフいわく、オムライスをつくるときには「ケチャップが先」が鉄則とのこと。ケチャップを先に入れてオイルと乳化させておくことで、後からごはんをいれたときに味が絡みやすくなるそうですよ。また、先に入れることでケチャップの水分がとぶので、ごはんがベチャベチャしにくくなるというメリットもあるのだとか。
具体的な手順としては、「具材に6割くらい火が通った時点で、ケチャップをいれて乳化」⇒「塩も入れてオムライスのソースを完成」⇒「ご飯を入れて炒める」となります。これでベチャベチャごはんのオムライスからはもう卒業です!
<裏ワザ3>ごはんは温かいものをつかう
オムライスをつくるとき、冷やごはんのほうがパラパラになりそうなイメージがありますが、岩本シェフによると、それは誤りとのこと。ごはんが冷めていたり、乾いていたりすると、混ざりすぎて粘りが出てきてしまうのだそうです。逆に、温かいご飯を入れるとふんわりと混ざりやすくなるのだとか。もし冷やごはんをつかう場合は、事前にレンジであたためておきましょう。
なお、ごはんを入れた後は、強火で炒めて水分を飛ばし、味が薄いようならケチャップと塩を加えるといいようです。フライパンの端にケチャップと塩を入れて混ぜてソース化してから、ご飯と炒めると上手に混ざるそうですよ。
岩本シェフ直伝の裏ワザで、ぜひご家庭でもプロの味を目指しましょう!