
今回も、引き続き「日本洋食協会」の会長をつとめる岩本忠シェフが洋食メニューの裏ワザを伝授!
子供も大人も大好きなハンバーグを、もっとおいしくする裏ワザをご紹介します!
いつもの「ハンバーグ」をもっとおいしくする裏ワザ
<裏ワザ1>「こねる」ときには手をつかわない
ハンバーグをつくるときには、なにげなく手で肉をこねてしまいがちですが、岩本シェフによると、それはNG行為。手の熱で肉が劣化するため、形を整えるとき以外はできるだけ肉に触れないようにすることが重要なのだそうです。
菜箸を6本程まとめて使用するのがおすすめだそうですが、ない場合はゴムベラ、スパテラなどを使用してもOKです!
<裏ワザ2>形は「小判型」ではなく「正円」にする
岩本シェフによると、ハンバーグの「形」も重要とのこと。ハンバーグをつくるときには「小判型」にしてしまいがちですが、実は「正円」にしたほうが、熱を加えて膨張した時に均等に膨らみ、焼き上がりも綺麗になるそうです。
なお、正円にするときの厚さは1~2cm程度。ハンバーガーのパテをイメージして、手早く形を整えましょう。
<裏ワザ3>成型の際には、手のひらに少量のサラダオイルを塗る
ハンバーグの成型をするときには、手にサラダオイルを塗ることで、表面が滑らかに成型できるそうです。これにより割れにくいハンバーグをつくることができます!
また、ひき肉が手につきにくくなるので、手で肉を触れる時間も短くすることが可能です。
<裏ワザ4>ナツメグは使わない
ハンバーグづくりには、ナツメグが欠かせないスパイスというイメージですが、岩本シェフによると、ナツメグはなくてOKのようです。
ナツメグを使用するのは、牛肉が臭かった時代からの名残りなのだとか。昔は臭み消しのために必須のスパイスでしたが、現在は不要で、洋食店でも入れないところが増えているそうですよ。同様に、牛乳を浸したパン粉を絞る必要もないそうです。
<裏ワザ5>焼き目がついたらフライパンの淵で転がす
おいしいハンバーグをする上では、焼き加減も重要です!
コツは、片面に焼き目をつけたら裏返し、両面に焼き目をつけたらフライパンの淵で転がす様に焼成することなのだそうです。これにより、ハンバーグ全体が綺麗に焼けます。
また、もしフライパンが大小2つあれば、全てのハンバーグを焼く大きいフライパンと、焼き目をつけるための小さいフライパンの二つ使いがおすすめとのことです。
プロが教えるハンバーグの裏ワザ、いかがでしたか?ケチャップやソースをたっぷりかけて、ぜひご自宅で召し上がってみてくださいね!